第72話は、マティアスが「完璧な公爵」という仮面を最大限に利用し、レイラの周囲さえも自分の味方に引き込んでいく狡猾さが描かれる回です。
一方で、現在のカイルの暗い影が物語に重い余韻を残します。
「展開が気になる」「流れを整理したい」という方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
この作品、まとめて読むと没入感が段違いです!
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断絶された光:カイルの現状と家族の期待
笑顔を失ったカイルの現在地
マティアスの祖母の診察に訪れたカイルの父、エトマン博士。
話題がカイル、そして妻であるリンダに及ぶと、エトマン博士は曖昧な言葉で会話を交わします。
現在のカイルがどのような心境なのか、父親である彼にはよくわかっているはずです。
本来なら愛するレイラと一緒に通っていたはずの大学で、孤独に勉強するカイルの姿に胸が締め付けられます…。
母たちの誤算。完璧な後継者の「放課後」
一方マティアスの母と祖母は、彼が学校の評議会に参加したことを「家門の主として学んでいる」と手放しで喜んでいました。
「きっと完璧なヘルハルト公爵になる」と誇らしげに語る彼女たち。
まさかその息子が今、一人の女性を自分好みのドレスに着替えさせ、雨の中で「二人きりの時間」を堪能しているとは夢にも思っていないでしょう…。
この認識のズレが、のちの波乱を予感させます。
雨の日の魔法:計算された優雅なエスコート
傘代わりの手と、赤らむ頬
レイラの家まで送り届けたマティアス。
車から飛び出したレイラの頭上に彼がそっと手をかざして雨を避けるシーンは、まるで映画のワンシーンのように美しいです…!
無表情ながらも瞳をキラキラさせてレイラを見つめるマティアスと、そんな彼を思わず赤面して見上げてしまうレイラ。
これまで恐怖と嫌悪の対象でしかなかったマティアスが見せた「騎士」のような振る舞いに、レイラの爆発しそうな心臓の音が聴こえてきそうです。
ビルおじさんを味方につける「爽やかな嘘」
家に着くなり、驚くビルおじさんに対してマティアスが放ったのは「自分の不注意でインクをこぼしてしまった」という完璧な嘘でした。
自分でぶっかけた癖に、申し訳なさそうに、かつ爽やかに説明する姿はまさに「品格ある公爵」そのもの。
さらに、レイラの肩をトントンと叩く自然なボディタッチまで披露し去っていくマティアス。
ビルおじさんは「やっぱり素晴らしいお方だ」と絶賛し、レイラは再び顔を引き攣らせながら沈黙するしかありません。
レイラの「真実を言えない孤独」がより深まった瞬間でした(悲)
ワンポイント韓国語講座:マティアスの「演技」と「真顔」
今回のエピソードから、マティアスの二面性を表す単語を学びましょう!
今日のキーワード①:연기(ヨンギ)
- 意味: 演技
- 解説: ビルおじさんの前で見せたマティアスの完璧な「연기(演技)」。自分の罪を「不注意」にすり替えるその狡猾さは、もはやプロの役者顔負けです。
今日のキーワード②:정색(チョンセク)
- 意味: 真顔、改まった顔つき
- 解説: 雨の中でレイラに手をかざした時のマティアスの「정색(真顔)」。冗談ではなく、本気で彼女を「自分のもの」として扱おうとする執念が、その真剣な表情に宿っています。
まとめ:染まりゆく日常と、逃げられない「籠」
第72話は、いつもながらマティアスの意のままに流れていく世界と、それに翻弄され続けるレイラが不憫でなりませんでした…。
嘘を真実だと思わせ、味方を自分の陣営に引き込み、レイラの逃げ場を「社会的」にも「精神的」にも塞いでいく。
そして久しぶりのカイルの登場(かなりチラッと)。カイルも心配ですが、カイルパパの気苦労を思うとやるせなくなりますね…。
遠くで勉強に没頭するカイルが、レイラと再び出会う日はいつになるのでしょうか。
それに引き換えずっと俺様のターンなマティアス、次はどのような手段でレイラを揺さぶりに来るのでしょうか。
◀︎◀︎次話「泣いてみろ、乞うてもいい」第73話はこちら
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